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04 夕顔(大島本)


光る源氏の十七歳夏から立冬の日までの物語

この帖の主な登場人物
登場人物読み呼称備考
光る源氏 ひかるげんじ
帝の御子
十七歳
参議兼近衛中将
夕顔 ゆうがお
常夏
女君
故三位中将の娘
頭中将の愛人
六条御息所 ろくじょうのみやすんどころ 六条わたり
故東宮の妃
源氏の愛人
空蝉 うつせみ 北の方
女房
故中納言兼衛門督の娘
伊予介の後妻
軒端荻 のきばのおぎ 片つ方人
伊予介の娘
紀伊守の兄妹
頭中将 とうのちゅうじょう 頭中将
中将殿

中将
頭の君大夫
左大臣の嫡男
源氏の妻葵の上の兄
蔵人頭兼近衛中将
惟光 これみつ 惟光
大夫
大弐乳母の子
源氏の乳兄弟
伊予介 いよのすけ 伊予介
伊予
空蝉の夫
右近 うこん 右近
右近の君
夕顔の乳母の子

うき夜半の悪夢と共になつかしき
ゆめもあとなく消えにけるかな    (晶子)

第一章 夕顔の物語 夏の物語

目次 和歌

第一段 源氏、五条の大弐乳母を見舞う
心あてにそれかとぞ見る白露の
光そへたる夕顔の花
寄りてこそそれかとも見めたそかれに
ほのぼの見つる花の夕顔

第二段 数日後、夕顔の宿の報告

第二章 空蝉の物語

目次 和歌

第一段 空蝉の夫、伊予国から上京す

第三章 六条の貴婦人の物語 初秋の物語

目次 和歌

第一段 霧深き朝帰りの物語
咲く花に移るてふ名はつつめども
折らで過ぎ憂き今朝の朝顔
朝霧の晴れ間も待たぬ気色にて
花に心を止めぬとぞ見る

第四章 夕顔の物語(2) 仲秋の物語

目次 和歌

第一段 源氏、夕顔の宿に忍び通う

第二段 八月十五夜の逢瀬
優婆塞が行ふ道をしるべにて
来む世も深き契り違ふな
前の世の契り知らるる身の憂さに
行く末かねて頼みがたさよ

第三段 なにがしの院に移る
いにしへもかくやは人の惑ひけむ
我がまだ知らぬしののめの道
山の端の心も知らで行く月は
うはの空にて影や絶えなむ
夕露に紐とく花は玉鉾の
たよりに見えし縁にこそありけれ
光ありと見し夕顔のうは露は
たそかれ時のそら目なりけり

第四段 夜半、もののけ現われる

第五段 源氏、二条院に帰る

第六段 十七日夜、夕顔の葬送

第七段 忌み明ける
見し人の煙を雲と眺むれば
夕べの空もむつましきかな

第五章 空蝉の物語(2)

目次 和歌

第一段 紀伊守邸の女たちと和歌の贈答
問はぬをもなどかと問はでほどふるに
いかばかりかは思ひ乱るる
空蝉の世は憂きものと知りにしを
また言の葉にかかる命よ
ほのかにも軒端の荻を結ばずは
露のかことを何にかけまし
ほのめかす風につけても下荻の
半ばは霜にむすぼほれつつ

第六章 夕顔の物語(3)

目次 和歌

第一段 四十九日忌の法要
泣く泣くも今日は我が結ふ下紐を
いづれの世にかとけて見るべき

第七章 空蝉の物語(3)

目次 和歌

第一段 空蝉、伊予国に下る
逢ふまでの形見ばかりと見しほどに
ひたすら袖の朽ちにけるかな
蝉の羽もたちかへてける夏衣
かへすを見てもねは泣かれけり
過ぎにしも今日別るるも二道に
行く方知らぬ秋の暮かな
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