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19 薄雲(大島本)


光る源氏の内大臣時代三十一歳冬十二月から三十二歳秋までの物語

この帖の主な登場人物
登場人物読み呼称備考
光る源氏 ひかるげんじ 源氏の大臣
内の大臣
大臣
大臣の君
殿
三十一歳から三十二歳
冷泉帝 れいぜいてい
内裏
主上
桐壺帝の第十皇子(実は光る源氏の子)
藤壷の宮 ふじつぼのみや 入道后の宮
入道の宮
后の宮

故宮
冷泉帝の母
明石の君 あかしのきみ 山里の人
大堰
母君

源氏の妻
明石の姫君 あかしのひめぎみ 若君
姫君
光る源氏の娘
明石の尼君 あかしのあまぎみ 尼君 明石の君の母
紫の上 むらさきのうえ 女君


源氏の正妻
夜居の僧都 よいのそうず 僧都 藤壷の宮の加持僧
齋宮の女御 さいぐうのにょうご 前齋宮
女御

冷泉帝の女御

第一章 明石の物語 母子の雪の別れ

目次 和歌

第一段 明石、姫君の養女問題に苦慮する

第二段 尼君、姫君を養女に出すことを勧める

第三段 明石と乳母、和歌を唱和
 「雪深み深山の道は晴れず とも
なほ文かよへ跡絶えずして
雪間なき吉野の山を訪ねても
心のかよふ跡絶えめやは

第四段 明石の母子の雪の別れ
末遠き二葉の松に引き別れ
いつか木高きかげを見るべき
 「生ひそめし根も深ければ 武隈の
松に小松の千代をならべむ

第五段 姫君、二条院へ到着

第六段 歳末の大堰の明石

第二章  源氏の女君たちの物語 新春の女君たちの生活

目次 和歌

第一段 東の院の花散里

第二段 源氏、大堰山荘訪問を思いつく
舟とむる遠方人のなくはこそ
明日帰り来む夫と待ち見め
行きて見て明日もさね来むなかなかに
遠方人は心置く とも

第三段 源氏、大堰山荘から嵯峨野の御堂、桂院に回る

第三章 藤壷の物語 藤壷女院の崩御

目次 和歌

第一段 太政大臣薨去と天変地異

第二段 藤壷入道宮の病臥

第三段 藤壷入道宮の崩御

第四段 源氏、藤壷を哀悼
入り日さす峰にたなびく薄雲は
もの思ふ袖に色やまがへる

第四章 冷泉帝の物語 出生の秘密と譲位ほのめかし

目次 和歌

第一段 夜居僧都、帝に密奏

第二段 冷泉帝、出生の秘密を知る

第三段 帝、譲位の考えを漏らす

第四段 帝、源氏への譲位を思う

第五段 源氏、帝の意向を峻絶

第五章 光る源氏の物語 春秋優劣論と六条院造営の計画

目次 和歌

第一段 斎宮女御、二条院に里下がり

第二段 源氏、女御と往時を語る

第三段 女御に春秋の好みを問う
君もさはあはれを交はせ人知れず
わが身にしむる秋の夕風

第四段 源氏、紫の君と語らう

第五段 源氏、大堰の明石を訪う
漁りせし影忘られぬ篝火は
身の浮舟や慕ひ来にけむ
浅からぬしたの思ひを知らねばや
なほ 篝火の影は騒げる
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